二人目のお子さんが生まれて家の増改築を考えた若夫婦。今までの暗くて使いづらい間取りを何とかしたい。けれども予算もある。そんな時、あべ建築工房より当初は解体予定だった築65年の農業用倉庫のリノベーションを提案されました。農倉庫は、どのように姿を変えたのでしょうか。


あべ建築工房に決めたのは、若夫婦の知り合いだったこともありますが、「メーカーさんにも行きましたが工務店のほうがわがままを聞いてくれそうだし規格外のことにも対応してくれそう」と感じたことでした。取材の際以前の写真をみせてもらうと、まさに倉庫! しかもとても古そうです。

不安はなかったかと尋ねると、「まさかこの倉庫をリフォームするとは思っていなかったけど、震災でも大丈夫だったし梁も面白かったしあべさんにお任せすることにしました。」とご主人。全面的な信頼の上に完成したお住まいは、かつてそこが農倉庫だったとは思えない、白を基調にしたフレンチカントリーの家に大変身!

古い梁を生かしたことで、奥様が憧れていたフレンチカントリーのテイストに深みを加えています。「曲がっている木に昔の大工さんはよく墨付けしたなあ」と阿部社長もしみじみつぶやく丸太の梁ですが、天井のシナベニヤは梁の形に合わせて精密にカットされています。あべ建築工房の施工力があってこその改築。

もともと中2階のある天井高だったので、中2階には子供部屋を配し、下の部分は収納にしました。床は床暖房対応の無垢のカバサクラフローリングです。以前に比べると寒さを感じることがなくなり、「日々の生活がほんとうに楽!」と奥様。家族みんなが大満足のリノベーションとなりました。




もともとは古い農業用倉庫でした(左)。 天井が現しになったところ(右)。

住居部分は暗くて使いづらい間取り(左)。農倉庫だったときの外観(右)。

8中央の梁がなんとも見事。白を基調にしたデザインも清潔感と居心地の良さを感じさせます。

4玄関部分も明るく収納も充実。左手の主寝室もリフォームしました。

3リビングから洗面を通ってつながるダイニングキッチン。続きの母屋にはご主人のお父様が住んでいて食事はこちらで一緒にします。このスペースが母屋とプライベートの緩衝地帯になっています。


2設計の妙でリビングとダイニングの間に洗面とトイレが入った「白いボックス」があって面白い!

リビング→洗面、トイレ→ダイニングキッチンとつながっている構造。この「白いボックス」の中に洗面、トイレがあります(左)。トイレは天井高が低く、落ち着きのある空間に(右)。

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2階の子供部屋は2部屋あります。専用の机とクローゼットも造り付け。

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リビング前のデッキも大きく、明かりの取れる屋根を付けました。デッキ材は樹脂製。

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外観全景。左側が増改築部分で右側が母屋です。


  • 建築データ
    所在地:いわき市
    家族構成:祖父+夫婦+子供二人
    延床面積:132㎡(約39坪)1階:112㎡/2階:20㎡
    竣工:平成25年1月
    施工:(株)あべ建築工房
    構造形式:木造軸組在来工法
    主な外部仕上:屋根)陶器瓦 外壁)サイディング
    主な内部仕上:天井)小屋組現しシナベニヤ張り 壁)クロス貼 床)カバサクラ無垢フローリング