一生に一度の買い物だから長く住める家を作りたい、と思うのは、これから家づくりをしようとする皆さんの共通の思いでしょう。「長持ちする良い家」を目指す上で、1つの目標となるのが「長期優良住宅」。我が家はコストの面から断念せざるを得ませんでしたが、せっかく家を建てるのならば、この長期優良住宅の認定を目指すのもよいと思います。

長期優良住宅というのは、環境にも経済にもよい影響を与える「長持ちする家」のこと。「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」という法律に基づいて認定される住宅で、①丈夫で長持ち、②住む人の変化に対応できる、③住み続けるための計画がある、この3つが成り立つように、10の条件が設定されています。

1、耐震性
地震に対し、住み続けるための改修が容易に済むよう、損傷レベルの低減を計る。

2、省エネ性
必要な断熱性能などの省エネルギー性が確保されている。

3、劣化対策
数世代にわたり住宅の構造駆体が使用できる。

4、維持管理更新の容易性
構造駆体に比べて耐用年数の短い内装設備について、清掃・点検が容易である

5、可変性
故従者のライフスタイルの変化に応じて間取りの変更が可能である

6、バリアフリー性
将来のバリアフリー改修に対応できるよう廊下等にスペースが確保されている

7、住戸面積
良好な居住水準を確保するために必要な規模を有している

8、維持保全計画
建築時から将来を見据えて、定期的な点検、補修などに関する計画が策定されている

9、住宅履歴情報の整理
建築及び維持保全の状況に関する記録を作成し、保存しなければならない

10、居住環境
良好な景観の形成、その他の地域に置ける居住環境に配慮されている

どうでしょう。この10の条件、すべて満たしていたら、確かに「長持ちする良い家」だなと感じると思います。もちろん、長期優良住宅ではないからといって悪い家だというわけではありませんが、長期優良住宅が難しいという場合にも、この10の条件がどの程度満たされているかを自分なりに確認することで、自分の家が「長期優良性」を持っているかどうかの判断材料になります。

ちなみに、長期優良住宅を建てると、税の優遇を受けることができ、長期優良住宅は最大50年の長期住宅ローン「フラット50」を使うことができます。通常は「フラット35」あたりでローンを組む方が多いと思いますが、フラット50ですから、二世代にわたってゆったりとローンを返済していく形でしょうか。さすがは長期優良です。

 

—長期優良は絶対に必要なのか

私の家は、長期優良住宅ではありません。それでも特段過ごしにくさや不安を感じることはありません。長期優良住宅にしなくても、もちろん良い家は作れます。もちろん、条件があえば長期優良住宅にするのも良いと思いますが、せっかく建てた家も、ぞんざいな扱いをしていたら価値が落ちてしまいます。家を長持ちさせるのは、長期優良だろうとそうでなかろうと、やっぱり家に対する「愛情」だと思うんですね。

せっかくのいい家も、愛情がなくなると、床をぞうきんがけする回数が減ったり、台所の換気扇のお掃除も面倒になったり、階段についた傷もほったらかしになったり、家の外壁の傷や汚れも見てみないフリをしてしまうもの。そういう「ほったらかし」が積もりに積もって、家の寿命を短くしてしまったり、不動産としての価値を目減りさせてしまうことに繋がってしまいます。

愛情を長続きさせるためには「愛着」が重要です。出来の悪い息子と同じ?で、少しくらい手間がかかったほうが、世話した分、愛着も湧くというもの。自分で家づくりに深く関わったのなら、なおさら愛着が湧くはずです。ですから、納得しながら、自分たち夫婦のこだわりを存分に取り入れた家であればあるほど、愛着が湧き、家が長持ちするということだと思います。

安心できる業者さんと出会い、自分たちの理想を思い切りぶつけられるような家づくりこそ「長持ちする家」の秘訣。そのやり取りの中で生まれた「長期優良住宅」なら、さらに長持ちするはずです。優遇面に注目が集まる長期優良住宅ですが、優遇は愛情の延長線上にあるものなのかもしれません。

 

【家ナビONE POINT!】
いわき家ナビでは、国の地域型住宅グリーン化事業に採択されており、加盟工務店が長期優良住宅を建築した場合、条件が合えば100万円を上限とした補助金を利用できます。詳しくはいわき家ナビまでご相談下さい。