9月30日(土)に木めぐりバスツアーが開催され34名の方が参加されました。
福島県農林水産部の企画で、福島県の森林や木についての体験学習を目的としています。
弊社(正木屋材木店)でも製材見学・木工体験でお手伝いさせていただきました。


まずは江尻建築さんの、木と漆喰と和紙で作られている「雨楽な家」モデルルーム見学からスタート。
建築されてから5年経っていますが、まだまだ木のいい香りがします。県産材の杉が構造材の梁材として、また間伐材は壁材など内装材として使われています。
江尻建築社長が県産材を使った家づくりや、木の特性と使い方のポイントなどを丁寧にレクチャー下さいました。
例えば、柱に縦に大きな割れ目が入っていて、一見すると大丈夫?と思われがちな「背割れ」について。これは乾燥により木の表面に割れが入るのを防いだり、木の内部の水分を十分に乾燥させる役割があり、予め入れてあります。こうすることにより建てたあとの木の収縮や変形を防ぎ、強い家になります。

雨楽な家は40人近く入っても空気爽やかなまま、子どもたちも元気に走り回っていました。


その後平木材市場を見学し、午後は弊社で製材見学と木工体験です。

まずは丸太の製材工程の見学です。
皮付きの杉の丸太を梁材に挽いていきます。1本の丸太からできるだけ無駄なく木材がとれるよう計算して(木取り)製材します。木の目や曲がりを見極めながら効率よく製材していきます。

白い木肌が現れると子どもたち大興奮(笑)。
そしてモルダーという4面自動カンナ機でフローリング用の溝を彫っていきます。

4面一度にカンナをかけるのであっという間にフローリング材になります。挽きたての触り心地を感じてもらっています。次は低温バイオ乾燥機見学。
製材した木材を3〜4ヶ月天然乾燥した後に、こちらで仕上げとして2週間ほど乾燥させます。
温度は38°前後で、湿度もありちょっと気持ちいいサウナぐらいの温度です。最近は時短で100°以上の高温乾燥をすることが多いのですが、木材の内部の繊維質を壊してしまうので、木の本質である風合いや、強度を落としてしまいます。先程の「背割れ」にも通じますが、木材の良さを活かすために、手間をかけて、最良の木材をお届けできるようにしています。


その後、県産材の杉を使った木工教室で子ども用の椅子づくり体験です。

木樂工房の堀井社長、お忙しい中お手伝いありがとうございます。


子ども用椅子づくりは正木屋の定番になっておりますが、お子さんからおばあちゃんまで、金槌で釘を打つのは本当に楽しそうで、こちらまで嬉しくなってきます。木の魅力を肌で感じて頂けましたでしょうか。一日お疲れ様でした!


私たちが日頃「当たり前」としている木にまつわる仕事も、一般の方の目を通すと知らないこと、新しいこと、新鮮なことが多く、社員一同改めて考えるいい機会となりました。また木の素晴らしさや特色をもっと伝えていかなければと思った次第です。

しばらく開催していませんでしたが、また正木屋材木店でも木工体験教室など開催したいと思いますので、お楽しみにして下さい。