小名浜の港を見下ろす絶好の高台ロケーションに立つ今回のお住い。実はこの土地、建築前は草木が激しく生い茂る荒れ地だっとか。土木関係のお仕事をされているご主人が土地のポテンシャルを感じ自ら造成しました。

何よりこのロケーションですから、眺望を活かせるようプランニングしました。小名浜マリンブリッジやアクアマリンふくしまを見下ろす圧倒的な風景を取り入れるため、吹き抜けと大きな窓を設け、海や空との美しい対比が感じられる白を基調とした内装にまとめました。断熱性能を落とさない窓の位置と大きさを計算し、めいっぱいの明るさを取り入れています。」と後田社長。

奥様の希望は「光を感じられる明るく掃除しやすい家」でしたので、掃除しやすい家のために収納と動線を綿密にプランニングし、シューズクロークやウォークスルーパントリー、そして1階と2階にファミリークローゼットを設けました。「床に物を置くことが殆どなくなったので、掃除機がかけやすくていいですね。」と奥様。
後田工務所が第一に考える断熱性能はQ値1.2W/(㎡・K)・Ua値0.35W/(㎡・K)と高レベルで施工。「以前はハウスメーカーの新築の家に住んでいましたが、驚くほど暖かさと快適さが違います。」訪れた友人はこの特等席の景色と家の仕様に驚いていかれるそうです。【長期優良住宅認定】

1.外観〜エントランス

坂道を上がると、ベージュ色の優しい外観と、ご主人が手掛けた外構と蛇籠の塀がお出迎え。
玄関を入ると左がシューズクローク。正面のスライドドアは透明で、海まで視界が抜けるようになっています。
クロークは靴だけではなく、ランドセル、バッグ類や衣服も置ける仕様。持ち物の定位置が決まっているので室内が散らかりません。

2.港を見下ろすリビング


吹き抜けのLDK。白を基調とした内装とラタン家具でフレンチシックな室内。ラスティックな表情豊かなナラの床材は「むくルーム」で選定頂きました。吹き抜け部分には大きなFIX窓で、青空と光を取り込みます。「下は片側のみオープンの掃き出し窓で、できるだけ景色の邪魔をしないようにしました。」と後田さん。

これぞ小名浜な港の景色。あいにくの曇り空でしたが、小名浜マリンブリッジもバッチリ見えます。

左から奥様のワークスペース、玄関へのドア、階段、水周り裏動線、キッチン。白基調の空間をガラスドアの黒枠が引き締めます。ワークスペースは連続性のある間取りにして、多目的に使えるようにしています。」と森山さん。壁には可動式の棚を設け、ご家族の書類や絵本関係も収納しています。

3.モダンなキッチン


家事動線を考え、ウォークスルーで両サイドから出入りできるようにしました。キッチンの後ろはこちらもウォークスルーの大型パントリー。鏡越しのキッチン。天板から本体まで同一素材(高圧メラミン化粧板)のキッチンはひとつの家具のようです。鏡の横はキャットステップです。

BOSCH製の大型食洗機も設置。調理家電関係はIHコンロの横に専用の棚を設けて視線に入らないように配慮。

4.水周り動線


キッチンの裏側。右側はウォークスルーのパントリースペース、左側は洗面所、ランドリー、バスルーム。パントリースペースはちょっと干しができる物干しも設置。

海が見えるバスルーム。脱衣所にはタオルウォーマーがあります。「冬は温かいし、バスタオルがカラッとするので付けてよかったです。」と奥様。

シューズクローゼットからリビングに行く前に洗面所へ手洗いに行ける動線。上部に明かり取りの小窓。
グレージュ色の壁紙がシックなトイレは、鏡やタイルにも建主様のこだわりが感じられます。

5.更に眺望が楽しめる2階


サイドから抑えつつシースルーな階段とレッドシダーの角型手摺。これぞ抜け感。
2階廊下はタイル貼りでさらにホワイト度アップ。

2階踊り場からの絶景。「この場所が一番のお気に入りです」と奥様。
主寝室は山側の景色を絵画のように切り取ります。あえて窓を小さくして安眠できるように。また窓を小さくすることで断熱効果も高められます。
子供部屋は2つ。成長に合わせられるようにオープンな可動棚。収納はファミリークローゼットが2つあります。

 

建築データ

所在地
福島県いわき市
家族構成
ご夫婦+子供二人
延床面積
126.48㎡〈38.3坪)1階:83.84㎡ 2階:42.64㎡
敷地面積
311.32㎡(約94坪)
竣工
平成3年9月
構造形式
木造軸組構造
設計
株式会社後田工務所 後田哲男 森山遥花 
施工
株式会社後田工務所 後田哲男 渡邉香鈴

主な外部仕上

屋根
ガルバリウム鋼鈑
外壁
防火サイディング張り

主な内部仕上

クロス貼り
天井
クロス貼り
ナラ