建主様と奥様、2人の終の住処は、24帖のLDKの大空間が織りなす、シンプルで開放的な家。周囲の自然を楽しむためにしつらえた大きなデッキが、まるで別荘のような雰囲気を作り出します。引退したお2人が安心して暮らせる住まい。自然に溶け込む、2人で暮らす家。
現在、奥様と海外へ赴任中の建主さま。帰国して引退後、2人で安心して暮らせる住まいをと、築37年の既存建物の解体から外構まで、創心すまいに全面的に依頼しました。海外に在住の建主さまとの打ち合わせはメールでしたが、希望や不安を取り除き、希望通りの住まいに。
特に1階は広い部屋が欲しいという要望に応えて、24帖のLDKです。構造上必要だった大黒柱は配置を工夫し、この家のシンボルとなるようにしました。周囲の豊かな自然環境に馴染むよう、天井にもレッドパインの羽目板を使うなど、ふんだんに木材を使っています。
2階は子供と孫が帰省した際の客間兼趣味の部屋として使います。実際に現場を見ることのできない建主さまの全幅の信頼に応え、不安のないように打ち合わせ、確認、報告をし、引き渡しに帰国した建主さまに大満足していただける家になりました。
桧の大黒柱をポイントに天井は松、床はナラ無垢フローリング。
LDKとつながる大きなウッドデッキ。地産の杉に無害な防腐加工をした「ガーデン杉」を使用しました。少し高台になっているのと、西側の林を借景に別荘感覚のデッキになりました。
広々としたLDKは天井高を抑えてあるので落ち着いた印象です。大黒柱が空間を自然に分けています。
存在感のあるデッキがポイントとなる南側外観。
家の顔、玄関とアプローチ、外構もトータルでデザイン、施工。
1階も2階も建具や設備はダークブラウンの落ち着いた雰囲気で統一。
客間として、また趣味の油絵や木工もできるようにと広めにとった2階居室。