キッチン裏に工夫がこらされたこちらの物件。限られた空間を最大限生かし、コンパクトながら多機能高性能を実現。家族の暮らしによりそうたっぷりの収納スペースもあいまって、コンパクトのちょうどいい家になりました。清潔感のあるデザインのなかに、巧みの工夫があちこちにこらされていました。
施主様は、4人家族が快適に生活できる必要十分な広さのコンパクトな住まいと、加えて床座での生活を希望されていました。床面積を抑えるため余計な廊下をなくしつつ、シューズクロークやパントリーといった収納を確保。またキッチンを中心に収納やサニタリーを最短距離で配置することで、機能的かつ使いやすい家事動線を実現しています。
キッチンの後ろのスペースにはスタディスペースを設け、雑多になりがちな書類等もここにしまえばリビングからは目立ちません。お子さんの宿題等も料理をしながら見てあげることができます。これらの空間は、「今」だけでなく「将来」も考えてのこと。高さ、幅、奥行きだけでなく、時間軸までを考えた空間になっています。
床座でくつろぐことを考えて、床はナラ材を黒く塗装して仕上げています。傷や汚れが目立ちにくく、空間の重心を低い印象でまとめ落ち着いた空間に仕上げました。温水床暖房を敷設しているので、より快適にくつろげる家となりました。
玄関は収納を広めにとり靴と外回りのものをまとめています。右側のドアからはキッチンに直結。
右側が玄関と収納。左側がキッチンとスタディスペース。
キッチン裏その1:スタディスペース。現在は家事空間、将来は子供の勉強スペースとして活躍しそう。
キッチン裏その2:パントリー(食品庫)。動線が楽になるようキッチン回りに家事機能を集めています。
キッチン脇の洗面脱衣からそのままデッキに洗濯物が干せます。収納もたっぷりと。
1階リビング。キッチンの裏には工夫がいっぱいですがちょっと見にはわかりません。
1階の和室。普段は子供たちの遊び場です。
2階の子供部屋×コンパクトに2部屋。
単調になりやすいガルバリウム鋼板仕上げだが、屋根の角度の違いを作り表情を持たせている。