今回ご紹介するのは、延床面積が267㎡(約81坪)とスケール感のある2世帯住宅です。光熱費も大きくなりがちですが、ゼロ・エネルギー住宅認定を取得し、地球環境とランニングコストに配慮した家になっています。
ゼロ・エネルギー住宅とは、地球に優しい住宅の新しい基準。住宅の高断熱化と省エネと創エネを組み合わせ、エネルギー消費量がプラマイゼロ以下になる住宅です。
初期設備費は通常の家より大きくなりますが、丈夫で安心快適な家を助成制度を利用してお得に建てることができます。(※いわき家ナビ地域型住宅グリーン化事業ゼロ・エネルギー住宅+3世代加算対象)
また家具や照明も建物のプランニング段階からトータルでコーディネートしているので、建主様が思い描いていた理想の空間が実現しています。
ライフデザイン株式会社より
子世帯側(2階建:3層のスキップフロア)+親世帯側(平屋)の二世帯型ZEH仕様の住宅です。プラベートな空間はしっかりと分けられた分離型プランになっています。
・両家共、友人や親戚が集まる機会が多い為20人程度集まれるLDKを配置。
・プライバシーが確保された子世帯のウッドデッキはLDKからシームレスに繋がり、アウトドアリビング感覚で夏にはBBQも楽しめるように。
・子世帯には吹抜を設けた2ndリビングがあり、ここでは家族がゆっくりと寛げる空間に。
・2階の寝室に設けられたデスクスペースには、2ndリビングの吹抜空間を通して視界が外に抜けるよう内部造作窓を設置。
・子世帯側は床、建具などチーク色でまとめ、大人の北欧ビンテージ空間を演出。
・親世帯側はナチュラルな色を取り入れて、柔らかな北欧テイストに。
・土地と建物の配置から正面軒下には子世帯側の駐車場を設け、親世帯側とのアプローチを分けて利便性も考慮した。
敷地の高低差を取り込む外観
もともと敷地に高低差があったのでスキップフロアで計画。内部空間に動きをもたらすとともに、外部では駐車スペースとして有効活用。
手前が親世帯、奥が2階建ての子世帯。お互いの玄関方角を変えて独立性を保ちつつ、内部の土間スペースでつながるようプランニング。
2階建3層の子世帯
玄関はメインとファミリーエントランスの2way。大きなシュークローゼットと奥に洋服用クローゼットも完備。
リビングスペースが2つあるラグジュアリーなリビングダイニング。無垢チーク材フローリングで高級感をプラス。
セカンドリビングは大きく吹き抜けていて採光も導きます。壁と天井もチーク材の突き板で仕上げてヴィンテージ感を演出。
リビングのチューブ型ダウンライトがおしゃれ。ダイニングからは第3のリビングとなるデッキスペースへと続きます。
キッチンは機能性を高く、また手元がLD側から見えないよう独立性もキープ。
キッチンの後ろには大型パントリー。玄関にも隣接しているので買い置きもラクラク。
家具と照明もライフデザインがトータルコーディネートしているので建物と調和したインテリアになっています。階段を上がるとスキップフロアの中2階へ。
中2階にある独立性の高い来客用和室。
2階のウォークインクローゼットと書斎を備えた主寝室。2階には他に個室が二つ。
主寝室から続く書斎スペース。セカンドリビングが見下ろせる窓を設え視線の抜けを。
主寝室のベランダにはプライバシーを重視しつつたっぷり干せる洗濯干し場を確保。
平屋の親世帯
玄関からLDKへはガラスの引き違いドア。玄関に抜けと明るさを。
キッチンを中心にダイニングとリビングが振り分けられ、更に回遊性のあるスタイル。親世帯も人が集まることが多いため、LDKはゆったりとプランニングされています。
ダイニング側に琉球畳の和室。フルオープンになる引き込み戸でLDKとのつながりも抜群。
キッチンは両側から出入りできる回遊性をもたせつつドアも設けてあるので、急な来客時などにはプライバシーを守ります。
主寝室のペールグレーの壁にピクチャーレール。どんな絵画が飾られるのでしょうか。
親世帯と子世帯の間に収納を兼ねた土間スペース。完全分離プランですが「付かず離れず」の理想の形に。