別荘のように自然に囲まれた開放感のある家を希望されていた建主様。広さのある希望に合う土地を見つけましたが当初はジャングルのように草木が生い茂っていて広さも正確に把握出来ないくらいだったとか。サバイバルゲームの達人のご主人が、実戦さながら半年かけて土地を開拓するところから始まった家づくり、、、と聞くと、広い敷地に黒をベースにした平屋建てはさながらご主人の宿営地のようにも見えてきます。
機能面も充実していて、長期優良住宅認定でグリーン化事業の補助金も取得。「住んでから4ヶ月経ちますが、一番寒いときで光熱費は1万5千円/月でした。エアコンとファンだけで過ごせています。イメージ通りに仕上がったので、こうすればよかったというのも特に思いつかないですね。これから庭や家具など自分で作っていく予定です。」と建主様。
全体的に居室も共用スペースもゆったりとした余裕のある配置になっていて、おおらかに別荘に暮らすかのような家になりました。
1.開放感を重視したリビング
勾配天井高もあるので抜群の開放感が感じられます。「施工途中に相談して、梁を現しにしてもらったところが特に気に入っています」とご夫妻。
インダストリアルで木を感じられる空間にしたいというご希望があり、木と壁をダーク系に塗装してインテリアと調和。
キッチンカウンター周りはホワイトアッシュの無垢板を塗装してワイルドな雰囲気をもたせました。
外出時に少しでも空気の入れ替えがしたいとの奥様のご希望で、掃き出しサッシの上に滑り出し窓。
2.ウォークスルーなキッチン
キッチンと食器棚の間の幅がかなり広めなのは、ご主人がお料理好きで、家族みんなで調理しても余裕があるように。
当初キッチンの天井はもっと下がっていましたが、開放感を出すために梁を現しに変更しました。その結果開放感が増し、ファンの位置も上がったのでお気に入りポイントとなりました。
キッチンの両サイドには大型の収納も備えています。片方はリビング収納、もう片方は食料品などキッチン用品を入れています。
3.廊下と3way玄関
リビングから続く廊下には収納とパソコンスペースがあり、こちらも余裕の幅があります。廊下奥がご主人の部屋と水回り。
玄関は来客用メイン玄関、家族用、ご主人の部屋へ直結と3way。「サバゲーの汚れを室内に持ち込まないように玄関脇に主人の部屋と、その近くにお風呂場も作ってもらいました。」と奥様。
4.個性際立つ居室
玄関から直接入れるご主人の部屋。いわきでは知る人ぞ知るサバゲー名手のご主人。道具は自作することが多いのでこの専用部屋がご主人の第一リクエストでした。
うってかわってこちらはディズニーのラプンツェルが大好きなお子様の部屋。薄桃のガーリーな色調で可愛らしい。将来的に二部屋に分けることも可能です。
5.開拓からガーデンへ
軒をたっぷり出した平屋の外観はアメリカの家を意識したそうです。玄関周りはログ調に塗装した杉板を貼っています。素材は出来るだけ国産材で、中でも出来るだけ地元の材を使っています。
1800mmある軒下のウッドデッキ部分はこれからご主人が施工していきます。施工面積かなり大きそうです。引き渡し後の施主工事も、鐵庄工務店がアドバイスしながら進めています。
ご主人が開拓した広い庭を、植栽したり東屋を作ったり輸送コンテナを置いたり、、、まだまだ作業は続きます。どんどん変化してゆく姿を想像するのもまた楽しいですね。