いわき市内で3代にわたり工務店を営んでいる遠藤工務さんの登場です。
「家づくりをするにあたって、弊社ではお客様のご要望を念入りにヒアリングし、設計から施工まで一つ一つ打ち合わせを重ねていきながら、ご要望を最大限叶えるられるよう常に考えています。お客様に寄り添いながら、ご家族がたくさん幸せと喜びを感じて下さる家になるよう、満足と納得のいく内容を提供していきたいと取り組んでいます。」と遠藤専務。
今回は建主様ご家族とお父様の2世帯同居になります。当初ハウスメーカーで計画されていましたが。木が好きで、木に囲まれた暮らしをご希望の建主様が納得するプランがなかなかまとまらず悩んでいたところ、知り合いの方に遠藤工務を紹介されました。
奥様が栄養士のお仕事をされているということでキッチンの収納や動線にはこだわりがあり、機能的なパントリーや収納が実現しています。床材も「むくルーム」で実際に見て、気に入った3種類の無垢床材を採用するなど、建主様のご希望を一つ一つ丁寧に形にしていきました。
【長期優良住宅認定】
1.敷地と外観
約143坪の敷地は道路から段差があったため、整地し駐車スペースを多めに設けました。
建物右手には建物と一体化した納戸を設け、アウトドアグッズなどを収納しています。
「1階の軒先を全周出しています。小降り程度の雨であれば室内に直接雨が入り込むことを防いでくれます。外壁の保護にもつながり紫外線や雨風による被害も受けにくく、建物の美しさも長持ちします。」と遠藤専務
リビング前のデッキは耐候性が非常に高い天然木材セランガンバツー。
2.玄関
玄関を入ると左手に両サイドに収納のあるシューズクローゼット→物入れ→パントリーと収納が続きます。廊下の床材はすべてアカシア。
3.リビング
「キッチンは東側、リビングは家族のくつろぎの場所なので広めにとりたい」という要望に応えました。キッチン前には長さ約2600mmの多目的カウンターも設置。
約16.5畳のリビング。和室の扉はリビングとのつながりを考えて引き戸フルオープン可。
リビングの床材は表情のあるヨーロピアンバーチ、天井と腰板は杉。木に包まれている感じを実現。各居室と廊下の天井もすべて杉材です。
4.キッチン&パントリー
奥様が一番こだわったキッチンは、ゴミ箱の位置、キッチンと背面収納の距離、窓の配置など細かく対応。透明感が美しいTOTOクリスタルカウンターを採用。
キッチンの窓の配置も奥様の希望どおりに。高台の眺望を生かした緑の借景を楽しみます。
キッチンから続く大型パントリー。廊下からも出入りできる2wayで荷物の持ち運び距離を短縮。
5.和室と個室
神棚と仏壇スペースのある、リビングから続く和室。下窓で柔らかな採光を。
お父様の部屋は日当たりがよく過ごしやすい場所に、というご希望で1階南面に。
6.サニタリー
高窓から光を取り入れるサニタリーは、2世帯で暮らすので洗面と脱衣を分けました。
脱衣所に建主様が持っていた青森ヒバを施工。水に強く美しい木肌です。
7.2階
2階廊下にお布団類を仕舞える収納。
主寝室。開けた眺望があるので窓は大きめにしています。居室の床材はパイン。
こちらも大きめ、主寝室の約5.5畳のウィークインクローゼット。衣替え不要ですね。
3部屋にまたがるベランダ。高台で緑の多いこの眺望を各居室から楽しめます。