通勤通学の利便性を考え、「駅近の中古物件を購入してリフォームして住む」という選択をした建主様のお住まいです。
建主様からのご希望は、主に3つ
①既存住宅にあった障子の佇まいが良かったので活かしたい
②LDKがワンルームになるようなプラン
③共働きなので家事を楽にできるような間取りや設備・仕様
他に自然素材やDIYのご希望もありました。
そこで環デザイン舎では既存建物の骨格から考慮し、1FのLDKと水まわり、寝室エリアのみを断熱リノベーション範囲としてプランニングしました。
また家事が楽にできるよう建主様と綿密な打ち合わせを行い、様々な角度から効率アップのアプローチをしています。
「家づくりを楽しみたい!」という建主様のためにDIY出来るところは施主施工でお願いしました。竣工時には「イメージ以上の仕上がり!」とご好評いただけたようです。
1.リビングを中心に断熱リフォーム
二間続きの和室と縁側だったところがワンルームLDKとして生まれ変わりました。
既存の雪見障子はそのまま活用し、和モダンな雰囲気を楽しみます。間接照明と障子の組み合わせがリラックス感アップ。
床材は和モダンに合う杉フローリング「あつ密すぎ」を「むくルーム」にて選定いただきました。
障子の向かい側の薄緑のスペースは、押入れ部分を再活用した畳の小上がりです。遊び場になったりソファーになったり多目的に使えそうです。
LDKに隣接して主寝室の和室。生活は断熱リフォームエリアでほぼ完結できるようになっています。
キッチンの左右には書斎スペースとパントリーを配置。
書斎スペース
北側の窓は2重サッシに。
廊下を挟んで左側が今回の断熱リフォームエリア。
2.家事効率アップ
食洗機から食器棚まで最短ルートで片付け。作業台の高さも作業しやすいように高めに設定。
洗濯室を兼ねる広めの洗面脱衣室。こちらも今回の断熱リフォームエリア内。床材は質感、耐久性、メンテを考えてボロン(ビニル製の織物床シート)を採用。
室内干しの際にはパナソニックの部屋干しファンでスピーディーに乾かします。
衣類が一括収納できるファミクロ的なスペースも作りました(元台所)。
お風呂収納は「置かずに浮かす」。バーを設置して吊り下げることで日々のお掃除を楽に。
3.外観はほぼ変えず
外観はほぼ変わらず、外壁の塗替えを行いました。
建主様の希望で、和室にあった欄間を明かり取りとして玄関に組み込みました。