「家事がしやすい家」という奥様の第一希望から、オリジナル造作キッチンを中心とした平屋の家事楽動線の家が誕生しました。約160坪と敷地が広いこともあり、居室はすべて南面に向け横長に配置。土間玄関は、居室空間と、家事と収納を集約した裏動線と2wayになっています。キッチンは後田工務所のオリジナル造作で、家電や調理道具に合わせた収納を建主様と綿密に打ち合わせ「使いやすさ」を詰め込んだオンリーワンキッチンです。デザインは白と木を基調としたシンプルで清々しい空間に、真鍮の金物をアクセントに合わせるなど細部までこだわって作り込んでいます。住宅性能は北海道基準を上回るUA値=0.34W/㎡・kとハイレベルで施工。冬場に熱をたっぷりと取り込めるよう軒の出のないシンプルな外観とし、夏場は外付けロールスクリーンで遮熱します。「建物の形をシンプルにしたので、断熱性能を上げやすいプランニングができました。そのためサッシはトリプルではなく、ペアガラスにしてコストが抑えられました。」と後田社長。家事楽+性能+デザインを三位一体で考える後田工務所らしさがあふれる建物です。
広い土間玄関は、右手にリビング、奥はシューズクローゼットから始まる家事楽裏動線の2way。
リビングと土間玄関を繋げたことで、どちらも明るいという相乗効果を生み出しています。玄関からは壁(鏡のある部分)があるので、来客から丸見えということはありません。
梁をアクセントに加えたリビング。玄関からキッチンまで抜け感があります。
家具の配置がしやすく、ゆっくり落ち着いた時間になるようにリビングの窓はフィックスの腰窓。
建具類の取っ手は真鍮が使われています。使い込んだ変化も楽しみ。
キッチン周りはお掃除しやすいよう床材をタイルに変え、イメージもクールに。
建主様と綿密な打ち合わせをして採寸したオリジナルキッチン。お鍋まで一度に洗えるボッシュ社の大型食洗機、スタイリッシュなグローエの水栓も採用。
背面の棚ももちろん造り付け。間接照明とグレーの壁面がキッチンとは思えない佇まい。
キッチン前面は収納たっぷり。天板は薄く仕上げた一枚ステンレス。THE シンプル美。
キッチンとダイニングは配膳が楽な直列配置。
キッチンの横にはスタディスペース。
2way玄関の裏動線の方へ行ってみましょう。まず棚多めシューズクローゼットから。
シューズクローゼットを過ぎると洗面所。帰宅後はここで手を洗います。リビングからもアクセス可能。
洗面台は1.8mもあってこんなにオシャレ。タオル掛は◎型。
洗濯物が干せる脱衣室とお風呂コーナー。
ミニマムで洞窟感のあるトイレが新鮮。
洗濯したものをすぐ収納できるファミリークローゼット。ウォークスルーで主寝室へ。
主寝室から2wayをみたところ。左手はダイニングキッチンへ、右手はウォークスルークローゼット。
冬場に太陽熱を取り込めるよう軒の出のないシンプルな外観。夏場は外付けロールスクリーンで遮熱します。