3年前に奥様のご両親が建てたサラサホームの家を気に入って、今回ご依頼することになった若夫婦。そんな風にご依頼頂けるのは会社冥利につきる所。共働き、子育て世代なので家事をしながら子どもを見れるような間取りというご要望と、ナチュラルな南欧風の家という夢を叶えました。
リビングに入ると目に飛び込んでくるのが青い扉。奥様が大好きな色で「どこかにこの青を使いたい」というリクエストもあり、階段の扉に取り入れました。その扉とともにフレンチテイストを際立たせるのが、お風呂や洗面所に続く通路にしつらえられたアールの入り口。ここから何か別次元の空間が始まるかのような視覚的効果のある曲線が目を引きます。
和室は敢えて設けず、キッチン、ダイニング、リビングと仕切りを用いずに広々と使います。床材にはフランス原産のボルドーパインの幅広材を仕様。ほぼ無節とあって、木目の表情が優しく、白壁のデザインとマッチしています。また、家事をしながら子どもを見られるようにとダイニングにもおもちゃ箱を配し、宿題も出来るカウンターを設けました。
2階のベランダにもアールをつけた軒を作り、また外壁にも素焼きレンガを使ったアールの装飾もつけられ、ポイントポイントで、アールが効いたデザインになっています。トイレのデザインも一工夫。陶器の洗面器に合わせたタオル掛けや壁紙の花柄で統一感アップ。
デザインだけではありません。構造や駆体の耐震性にもサラサ独自のシステムを採用。「長期優良住宅」の認定も受けるなど、女子力の高いデザインに対し、骨組みや構造は質実剛健。断熱性能や気密性も、いわき標準よりもさらに1レベル厳しい北東北クラスに。冬も暖かく、そして長くゆったり過ごせる家になりました。またメータモジュールで、廊下、階段、トイレなどひと回り広い設計なのもポイントです。
(※一般的な尺モジュールは910ミリ、メーターモジュールは1000ミリ)。
一階の床はフランスボルドー地方に生息する木目の美しいパイン無垢材。
ダイニングの後ろには、子どもが居間で勉強できるようカウンターを設置。収納も豊富。
吊り戸棚のないオープンキッチンは開放感が感じられる。
キッチンに設けたカウンターの下にはプリンターなどOA機器を収納。
左側は掃除機などの収納、真中のアールは水回りへの入り口、右側の青いドアは階段への入り口。
真ん中のアールの入り口を入ると趣が変わり、モダンに機能的にまとめられた水回り。
トイレは壁紙も手洗いボールも清潔感溢れる青い花柄をチョイス。
玄関を入ると正面にアールの飾り台。左手は大容量のシューズクローク。靴だけでなくベビーカーなども置けて便利。
2階屋根裏に収納階段を設け、大物も収納可能。
2階の床はラバーウッドのフローリング。こちらは二人用の子ども部屋。
外観に合わせたフレンチシックなグリーンのドアと照明。
外観イメージパース。玄関やバルコニー、掃き出し窓の上にアールのアクセントを付けて、やわらかさのあるフレンチカントリーを表現。(イメージパース)