■小規模多機能型居宅介護とは
平成18年4月の介護保険制度改正により創設された、地域密着型サービスのひとつです。
介護が必要となった高齢者が、今までの人間関係や生活環境をできるだけ維持できるよう、「通い」を中心に
「訪問」「泊まり」の3つのサービス形態が一体となり、24時間切れ間なくサービスを提供できるのが
大きな特徴です。
■設備要件
居間(食堂、機能訓練室、台所を兼用)、夜間ケアを行うための個室、静養室、相談室、事務室を設けること。
建築基準法をベースとし、1人当たりの面積基準を設けることとし、サービスごとの面積基準を設けない。
夜間ケアは実情に応じた居間や静養室をパーティションで仕切る形態でも可能。
(「医療相談と介護福祉」より)
今回、創心すまいで手がけたゆうやけの家は、限られた敷地の中で、有効に各居室と憩いのスペースを
確保しました。
デイルームには天窓からの採光で昼間はいつでも自然の光を取り入れられうようにしています。
家庭的なサービスを心がけるゆうやけの家のスタッフが働きやすいように、利用される高齢者の方が
自宅にいるのと同じような気持ちでケアサービスが受けられるように設計しました。
天窓付きの平屋建て。アットホームな雰囲気を大事にしています。
天窓から光が降り注ぎ、 明るく開放感溢れる空間です。
ー建物平面図ー
個室は8部屋すべて洋室で、プライベートにも配慮されています。どの部屋も明るく広々としていて冷暖房・テレビ完備です。
床座が好きな人のためにコタツのフリールームも設けました(写真左)。
出入りしやすいキッチン。スタッフと協力して料理を行えます(写真右)。
介助、車いすを前提としたトイレを二つ設置(写真左)。
ゆったりと足を伸ばせる広さのお風呂です。入浴中の見守りや介助入浴も行えます(写真右)。