3世代同居を視野に入れた、自然素材でつくった和モダンのお住いです。
現在は70代と50代でお住いになられていて、今後はお孫さんも一緒に住まわれる予定です。
「和風の家」とのリクエストを受けて、和の落ち着きを残しながら、若い方が暮らしやすい間取りとデザインが取り入れられています。まさに「和モダン」。長期優良住宅認定です。
高さを感じさせないよう設計された外観。目隠しも兼ねた縦格子が和の趣を演出しています。
お客様をお迎えする土間玄関は様々な素材を集めて和をしつらえています。壁には大谷石、三和土(たたき)には御影石、前の家で使われていた上がり框は耳付きの松。奥には小さな坪庭。白い小石をあしらい、古都の路地のような風情を高めています。
土間にはファミリー玄関もあり、プライベート空間へ直接アクセスできます。
土間から続くダイニングスペース。引き戸を開け放つと抜群の抜け感が得られます。
こちらは閉じたところ。障子越しの優しい光に包まれます。
ダイニングスペースには造り付けのお仏壇と、神棚もお祀りできるようになっています。
ケヤキのダイニングテーブルも木樂工房で製作。
リビングルーム。室内はすべて桧の無垢フローリング。テレビ台もケヤキの一枚板で存在感十分。
抹茶色が素敵な広々としたお母様の和室。
和室を逆サイドより。板敷き部分を多くして、タンスや生活品などを置きやすくするとともに、車椅子が必要になったときにも配慮しています。
和室の入り口の引き戸の造作。中空ポリカーボネートに細い棒状の杉を一本一本仕込んで、木の年輪が浮き上がるように細工しています。
室内の壁はAZウォールというゼオライトの壁材で仕上げています。室内の有害物質を分解し除去し、空気を清浄にする働きがあります。
トイレの中に、信楽焼のボールの手洗い。お母様が使いやすいように高さを低めに造作。
外部の洗濯物干し場は屋根と目隠しが付いて風雨や視線にも配慮。
ダイニング前の縦格子から和室の縁側。軒が大きく出ているので安心感があります。
「私たちがトータルで設計、管理、施工をするのでどんなご要望や変更にも細やかに対応します。木の家を楽しみながら一緒につくりましょう。」と堀井社長(左)と直井さん(右)