檜と杉が香る、愛着ある庭園と調和する家
美しい山並みが一望できる市街地に佇む、和モダンの瓦屋根の住まい。実はこの家づくりの主役は、長い年月をかけて育まれてきた庭でした。
一歩足を踏み入れると、清々しい木の香りと、大きな窓の向こうに広がる美しい緑に驚かされます。1階のLDKや主寝室、2階など、どこにいても、手入れの行き届いた四季折々の庭園を愉しむことができます。建て替えの際に一番大切にしたかったのがこの庭でした。
床には素足に心地よい上質な檜(ひのき)、天井には美しい杉の無垢材と、まるで格式のある和風旅館に滞在しているかのような気分になってきます。ご両親が余生を木の家で過ごしたいと熱望されていたそうです。
また、水害の教訓を活かして、道路から室内床までの高さを+1600mmにした高床式を採用。そこへ緩やかに続く長いアプローチスロープは、将来の暮らしやすさを見据えたゆとりあるバリアフリー設計です。
1階には、家族が集まるリビングや主寝室を配し、掃き出し窓からひと続きになるウッドデッキは、庭の手入れや夕涼みを楽しむ特等席に。2階にはプライベートな時間をゆったり過ごせる個室を2部屋確保しました。
水害への備えという確かな安心感と、これまでの暮らしで紡いできた庭への愛情。江尻建設が得意とする確かな大工技術と木の温もりのあるデザインが見事に融合した、これからの時代に寄り添う和の住まいです。
1.スロープのある和モダンの外観
過去3回の水害の教訓から、道路から室内床までの高さを+1600mmに設定。正面右側からぐるっとスロープを回して、将来の車いすへの対応も可能にしています。
玄関正面の縦格子が日よけになるとともに、道路からの視線をやさしく遮っています。
玄関正面には大型収納、左手に下駄箱。土間は洗い出し仕上げ。
2.緑に癒されるリビングダイニング
LDKに入ると、遠くの山並みとお庭の緑が目に飛び込みます。杉や桧など国産材をふんだんに使った空間構成と相まって、高級旅館に来たかのような趣です。
庭から建物側。基礎が上がっているのでLDKが浮いた感じになり、そこから庭を見下ろすような視点になっています。
LDKと和室は、建具フルオープンで一体になります。
神棚と仏壇のある和室
キッチンは施工中で撮れませんでしたが、キッチンと水周りは隣接させています。
キッチン横の階段下収納
3.水周り
造作棚のある洗面脱衣室も木の香りがいっぱい
トイレも江尻建築らしく杉と漆喰で
4.テラスに直結1階主寝室
1階のご両親の寝室。右側のドアからテラスに出ることができます。LDKやトイレにスムーズに移動できるよう動線を確保。
ここからお庭を愛でるのは至福の時ですね。管理のしやすい樹脂製ウッドデッキ。
4.2階ももちろん真壁です
大工さんの息づかいが感じられる階段
2階廊下。江尻建築は真壁構造なので、桧の柱と漆喰が2階まで続きます。
2階は自然素材に包まれた洋間が二つ
収納も充実しています。収納の中も杉で調湿効果抜群。
「当社は自然素材を多用する家づくりを心掛けています。桧の柱や土台、床板、杉の梁や羽目板、そして壁は漆喰仕上げに。今回のお客様は『終の棲家は木の家にしたい』という強い思いをお持ちでした。お話をお伺いすると、私どもがこれまで大切にしてきた家づくりと重なる部分がとても多いと感じました。自然素材の良さを存分に生かし、これから先を心地よく暮らしていただける木の家にしたい、という思いで取り組みました」と江尻社長。













