ネクストホームが手がけた、築30年ほど経過して部分リフォームをしたお住まいをご紹介します。30年経つと、新築の頃はまだ赤ちゃんだったお子さんも立派な社会人になり、30代だった建主様が還暦を過ぎというように、家族構成やライフスタイルが大きく変化してくるもの。お住まいの不調もチラホラ出てくる頃でもあります。
今回はリビングダイニングとキッチンとの間に生じていた段差を解消することを第一に、季節を問わず快適に過ごすことができるよう、窓や床材なども断熱性の高いものへリフォームしました。見た目としては大きく変わらない部分でも手を加えることで、足触りの良さやエアコンの設置温度など、身体的・経済的、様々な部分で確かな違いを実感できることでしょう。
加えて、今回のリフォームの手は室外へも伸びており、新築当時のままであったウッドデッキをメンテナンスの手間が少ない人工木のデッキにリフォーム。ガーデニングがご趣味というお母様の庭仕事もこれからさらに捗ること間違いなしです。
近年は断熱性の高い新築の他、窓への交換などのリフォームに対しても補助金がついていたりもするので、これまで以上にお得にリフォームを実現することが可能!今回使用した補助金制度の概要も少し載せておりますので、是非参考にしていただければと思います。床・窓・デッキの3部分のリフォーム工事、是非最後までご覧ください。
BEFORE
1.快適性への第一歩は足元から!
まずはLDK。畳敷きで段差が生じていたリビングダイニングとキッチンをフラットにし、断熱性の高いフローリングへと張り替えました。冬はヒヤッとせず、夏はサラッとする優れものなのだとか。
過去に何度が足を挫いたこともあったという段差がなくなり、安心して通れるようになったとお母様。もっと早くリフォームしても良かったかもと、日常的に使う動線の変化に満足の表情でした。
以前、襖で仕切られて続き間となっていた空間は、新たに壁を設け、奥をご主人の寝室として使用できるようにリフォーム。腰壁の高さや色味など既存部分の雰囲気に合わせて作られており、境目がわからないほど綺麗な仕上がりです。
夏休み中で遊びに来ていたお孫さんがゲームしているテレビ周りも実は今回少し改造。テレビを壁付けにし、配線やレコーダーなどの配線機器を表に見えない棚の内側へ配置しました。テレビボードがないだけでお部屋がスッキリと広く感じられますね。
あまり使われず物置きとなっていたカウンターテーブル下は、棚を吊り下げて収納コーナーに早変わり。お部屋の中央にこれだけの収納量があれば、サッと片付けてお部屋を常に綺麗な状態で保つことができそうです。
2.広々としたウッドデッキ
続いてウッドデッキ。こちらは新築時に設けた木製のものから人工木のデッキへ変更しました。リビングからお隣の部屋まで長く続き、奥行きもかなりの長さがあります。
昔から親戚が集まったときはバーベキュー、いつもは洗濯物を干す場所として活用しているこちらのスペース。人工木のものへ変更したことで、メンテナンスの負担を軽減しながら、今後も様々な用途で活用できそうです。
元からあった木があった場所は丸く切り抜いて仕上げ、そばには使い込まれた雰囲気が可愛らしい木製ベンチ。手入れの行き届いたお庭をバックに素敵な雰囲気が醸されていました。
3.窓リノベで快適室温を実現!
今回、床・デッキに加えて、大部分の窓を断熱性の高いものに切り替えました。単層ガラスをガス入り複層ガラスに、アルミサッシを樹脂サッシに交換することで、高い断熱効果を期待できるだけでなく、冬に厄介な結露にも効果があるのだとか。
猛暑だった今年、以前のエアコンの設定温度は常に20度だったものの、窓の交換によって設定温度28度でも十分に生活することができるようになったと奥様。ご主人も移動した寝室で外の景色を眺めながら快適に過ごせているとのこと。
窓際にはお母様のご趣味のサンキャッチャー。リフォームによって快適な新しい生活を手に入れ、今後さらに良い運勢を呼び寄せてくれることでしょう。
4.先進的窓リノベ2024事業
最後に、今回のリフォームでも使用した環境省が行なっている「先進的窓リノベ2024事業」という補助金をご紹介!補助対象となる範囲が広い補助金ですので、是非ご確認ください。
この事業は、高騰するエネルギー価格への対応や家庭からのCO2排出量の削減を目的とするもので、2023年からの事業を引き継いだ形で実施されているもので、交換する窓の性能や個数に応じて補助金が支給されます。
資料によると、窓などの開口部の熱流出入は住宅全体の6〜7割に及ぶそうで、外壁への断熱材も勿論大切ですが、住宅内の快適性を大きく左右する窓にこそ手を加えるべきなのかもしれません。
今ならなんと一戸あたり最大200万円の補助金が交付されるそう。窓のリフォームをするのにはまさに絶好のタイミングとなっておりますので、対象要件など詳しくは公式ホームページをご覧ください。→公式HPはこちら