木のぬくもりに包まれる数寄屋の家

お友達に鈴木建築の見学会に誘われて参加して以来10年お付き合いが続いていた建主様。今回満を持して新居を依頼することになりました。以前のお住まいは洋風だったそうで、「今度は木の温もりに包まれた和風の家で、友人たちが集える空間を作りたい」という希望をお持ちで、その想いを鈴木建築が形にしました。
まず一歩足を踏み入れると、リビングで圧巻の存在感を放つ長さ3.1mものボゼの一枚板のテーブルが目に飛び込んできます。10人もの人がゆったりと座れる広々とした空間は、まさに「人が集まる家」というご希望そのものです。
そしてこのお住まいの特徴は、何と言ってもその贅沢な木の使い方にあります。天井には吉野杉、建具には美しい木目の秋田杉、そして化粧梁には風格ある北山杉の丸太、建具の取っ手には桑の木など、細部にまでこだわりが光り、床は丈夫なナラ材、廊下には心地よい香りのが使われています。これらの木材は、鈴木建築の作業場に大切に保管されていたものばかり。
さらに、プレカットでは対応できない手刻み加工(金輪継ぎ、長ほぞ)が随所に用いられている点も、鈴木建築の匠の技を物語っています。「木の適材適所の使い方を考えている時が一番頭を使うし、一番楽しい。夜中も思いついて起きてしまったりします(笑)」と語る鈴木さんの言葉からも、木への深い愛情と職人としての情熱が伝わります。
本格数寄屋造りの手間のかかった施工ながら、驚くほど価格も抑えられているのは、すべてはお客様のためにという鈴木建築の真摯な企業努力の賜物です。
木のぬくもりの中で、家族や大切な仲間たちと過ごす豊かな時間。そんな暮らしを叶えた、鈴木建築の匠の技が光る住まいを、ぜひご覧ください。

1.本格数寄屋の外観

風格漂う立派な門がお出迎え。門をくぐった瞬間から、上質な時間が始まる予感が漂います。

作庭はこれからですが、敷地に悠然と佇む本格数寄屋造りの平屋。匠の熟練の技で端正に仕上げています。

玄関から奥の坪庭までまっすぐ続く木のぬくもり溢れる廊下。木部はすべて手作業で仕上げています。

突き当りには灯籠のある室内坪庭。

2.大きな一枚板に集うLDK

の意匠をちりばめた和モダンのLDK。北山杉の化粧梁をアクセントに。天井・腰板は杉材。

このボゼ(アフリカンチェリー)の一枚板は長さ3.1m、幅は1m以上あります。このテーブルを元にLDKは設計されたそうです。10人は余裕で座れそうです。

オープンなアイランドキッチンは、人を呼ぶことが好きな建主様が、おもてなしをしながら語らうのに最適です。

3.居室

和室其の一 客間

深緑の壁が落ち着いた雰囲気を醸し出す和室。格子天井、障子、縁なしの畳の組み合わせが趣深い空間となっています。

和室其の二 主寝室

洋間と続きの主寝室。建主様が選んだエンジ色の畳縁も素敵です。

主寝室から続く6畳の洋間はクローゼット仕様。洋服がたくさん掛けられるようハンガーラックを3本入れています。

和室其の三 仏間

神棚と仏壇のある格式のある8畳の和室。

ドア建具の腰板はすべて杢の美しい秋田杉。一枚一枚すべて違う表情をしていて、自然の造形に癒されます。

洋室 寝室

洋室の寝室のクローゼット扉も杉で造作。木で造れるものはすべて木で造るという信念が貫かれています。

4.水周り

玄関からLDKの周りをぐるりと囲む廊下も木の趣にあふれています。

収納を備えた洗面脱衣室。

●坪タイプのバスルーム。ゆったりと入れるよう浴槽も大きめのタイプをセレクト。

タンクレスの便器ですっきりとしたトイレ。

「木の家を作り続けられること、お客様に喜んでいただけることが幸せ。」と鈴木建築の鈴木社長。

建築データ

所在地
福島県双葉郡楢葉町
家族構成
二人
延床面積
155㎡(47坪)
敷地面積
500㎡(151坪)
竣工
令和7年6月竣工
構造形式
在来木造軸組み工法
設計
中原建築設計
施工
鈴木建築
参考予算
4000万円~

※本体価格に含まれるもの:建物本体(家具工事、設計料含む)
※含まれないもの:外構、地盤改良、解体費、屋外配管工事、諸経費、カーテン、エアコン、照明、太陽光発電、消費税など

主な外部仕上

屋根
和瓦
外壁
窯業系サイディング 弾性スタッコ

主な内部仕上

珪藻土 杉腰板 京壁
天井
杉板 クロス
桧 ナラ

この住まいを手掛けました

工務店情報

ホームページ
電話番号
090-1933-3200
住所
〒972-0161 いわき市遠野町上遠野原前18−2
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