お子さまの就学をきっかけに、ご実家の敷地内に家を建てることを決めた建主さま。建築の依頼先は、ご両親の紹介で親戚でもある後田工務所に。最初は深く調べずに依頼したそうですが、実際に打ち合わせや工事を進める中で、その家づくりに対する真摯な姿勢と住宅性能へのこだわりに驚かされたそうです。
当初は「将来を見据えてコンパクトな平屋で」と考えていた建主さまご夫妻。最終的には2階建てとなりましたが、1階で生活が完結できる間取りになっており、延床32坪以上の広さとゆとりを感じられる住まいに仕上がりました。
家の性能については「プロにお任せ」で進められましたが、寒さがまだ残る3月からの生活でも家の中で寒さを感じることはなく、「断熱についてはそんなに気にしていませんでしたが、後田さんが親戚で本当にラッキーでした!」とにっこり。
現場を担当した森山さんも、「ご要望がはっきりしていたので、とても提案しやすかったです」と語ります。奥さまの好みを反映した白を基調にした清潔感のある内装や、こだわりの収納と掃除のしやすさも見どころです。
建築関連のお仕事をされていたご主人は、ほぼ毎日のように現場を訪れていたそうですが、「こうすればよかった、が見当たらない」と満足の様子。
取材の日は外気温5℃と肌寒い日でしたが、家の中は無暖房でもほんのりあたたかく、最新の住宅性能をしっかりと体感できました。
1.将来を見据えて平屋ベースに

平屋を基調とした2階建ての外観。窓の上には夏の日射をコントロールする外付けロールスクリーンが設置されています。

チャッキーなベアブリックがお出迎えしてくれる玄関。

収納場所を見られても全く問題なしの整理整頓上手な奥様。
2.

1階はLDK、水まわり、寝室があります。廊下をほぼなくして空間を無駄なく使います。

キッチンや内装は奥様の好きな白でまとめられています。

リビングから続く部屋はフルオープンで今はお子さまスペースに。建具は引き込みなので存在感がなく、一つの部屋として大きく使えます。来客時には宿泊スペースとしても。
3.家の中心にキッチン

パナソニックのキッチンはシンクまで白。床から浮かしたデザインなので軽やかなイメージになります。

回遊性があり、裏の水回り動線、寝室へとアクセスがいいキッチンです。

背面収納もパナソニックの同じシリーズで統一感を。家電もすべて白!奥が寝室です。

左手のロールスクリーンはテレビの裏側にあたり、AV機器など隠しつつすぐにアクセスできるようになっています。
4.裏家事動線

ここから裏動線へ。収納→冷蔵庫→ファミクロ→サニタリー。

「無印のカゴがぴったり入るように設計してもらいました」と、奥様お気に入りの造作洗面台。天井には干し姫様が2列。

洗濯物干しバーは、浴室備品を乾かすために設置したとのことで、掃除もしやすくナイスアイディアです。

サニタリーの隣にはファミリークローゼット。

ファミリークローゼットは家族の衣類を一元管理できて衣替えもないので家事楽便利。

トイレはちょっと広めにとると、トイレトレーニングにも将来的にも安心。照明の光の広がりが水面のようできれいですね。
5.2階は分割可能な子供部屋

現在は広いワンルーム、扉が二つで将来分割可能。1階にファミリークローゼットがあるので、収納は棚のみで。