いわき市遠野地区の平子工務所がいわき家ナビに新登場です! 今回の物件は、70代のご夫婦がお住まいになる和の佇まいのお住まい。来客の多い建主さまのために三間続きの和室をしつらえるなど、純和風の王道を行くような住宅となりました。地域の人と人をつなぐおもてなし空間の誕生です。
以前の家も純和風の入母屋造りの家だったという建主さま。「新しい家も住み慣れた雰囲気で過ごしたい」とのご要望でした。そこで声がかかったのが、いわき市遠野地区を拠点に家づくりをする平子工務所。古い農家の住宅や、山間部ならではの広い敷地に建てる家に定評があります。
こちらの住宅の特徴は、なんといっても三間続きの大和室。というのも、建主さまがもともと地域のまとめ役として人望が厚い方で、建て主様は来客が多いそうです。そこで、来客などが増えても対応できるように、または宴会なども開催できるようにと、三間続きの大スペースをしつらえることになりました。
建具や造作なども本格和室使用。書院や床の間など、最近の和洋風住宅では見られなくなったものも、しっかりと作られています。外観も、奇をてらったデザインではなく、山あいの地区にふさわしい力強いデザイン。地域ならではの生活スタイルにマッチした暮らしが実現できそうです。

2,700㎜幅の玄関を入ると右がプライベートスペース、左が続きの和室です。

右手は違い棚のある書院、奥は掛け軸などをかける床の間など本格和室仕様。

一番奥の和室は普段は寝室として使います。天井は続きで使うことを想定して高めに設定。

三間続きの和室は最近では珍しい。人を集めて厚くもてなしたいという建主様の気持ちが見て取れる造り。


雪見障子は上からも下からも開けられます(左)。和室の前には1,350㎜の広縁(右)。

プライベート空間は洋室。ガラスのドアで仕切れるリビングダイニングキッチン