南面が公園という恵まれたロケーションの今回のお住まい。遮るものがなく見通しがよく、日照も思いのままに取り込める敷地。逆にいうと公園から家の中が丸見えになってしまい、常にレースのカーテン等でプライベートを保たざるを得なくなります。
建主様の第一希望は「明るいリビング」。敷地的には全く問題ないものの、プライバシーにも配慮しライフデザインが出した答えは「大きなデッキフロアと繋がるリビング」でした。47㎡(約28畳)の圧巻デッキフロアは耐候性がありお手入れがしやすい樹脂木材を採用。南面に縦格子を配し視線を遮りながら通風を促します。廊下やサニタリーとも繋がっているので使い勝手も抜群。デッキとワンフロアのようにつながるリビングルーム上部には吹き抜けを設け、太陽をたっぷりと取り込めるようにしました。
リビング・ダイニング・キッチンは家事がしやすいように回遊動線で奥様の日頃の仕事をバックアップします。床と同じ材質で囲まれた雰囲気は、キッチンブースと呼びたい仕上がり。
またご主人が心置きなく趣味の音楽を楽しめるよう防音効果を高めたDJルームをつくり、レコードを2000枚収納できるようになっています。ご主人が好きな70年代のアートや音楽が家の各所に散りばめられ、好きなものに囲まれた楽しさが伝わってきます。
ライフデザイン(株)のデザイン力と施工力が隅々まで感じられる仕上がりは、ご夫婦の予想を遥かに超えた完成度。デザインにこだわり、住宅会社を何社もまわって「デザインが一番合った」というご主人の直感は間違いなかったようです。
ボックス型のスケール感のある外観。格子や玄関まわりなど木を活かしてモダンな中にもあたたかみを感じさせます。
【家族の団らんはLDK&屋外リビング】キッチンは生活感を出さないよう、床材と同じアカシアで囲いました。ここから家族を見守れる「キッチンブース」といった趣。
リビングとともに家の中心となっているプライベートの保たれた大きなデッキフロア。隣には親世帯が住んでいるのでデッキフロアを介して行き来できるようにもしました。
リビング上部は吹き抜けで2階の廊下に面しています。
キッチンブースの奥の扉からサニタリースペースへ。収納も細かく計算されて充実。
エアコンは天井埋込み式で、空間の邪魔にならないよう。
【使い勝手動線】
キッチン→サニタリー→リビングと回遊できる動線。廊下からデッキフロアに出られます。
サニタリーからも直接デッキフロアに出られます。室内干しのスペースもあるので雨の日も安心。大型収納があるので干したものをそのまましまえて便利。
【趣味に生きる】
ご主人の趣味の部屋、DJルーム。パンクロックとイームズが同居中。壁、天井、ドアともに防音仕様でDJプレイを思い切り楽しめます。LPが2000枚収納可能な棚は天井まで高さがあることでスッキリと見せています。
家の所々にさりげなく、かつ存在感のある絵やジャケットが絶妙なアクセントに。
階段脇の笠木。窓枠なども薄く納めることでスタイリッシュさが俄然引き立ちます。
【各居室】
主寝室にはウォークインクローゼット。2階の床材も同じアカシア。
シンプルモダンな和室。神棚スペースもきちんとしつらえました。
現在は「かみだな」がスッキリとお祀りされています。
こちらもシンプルな玄関。お気に入りのアーティストの額装で空間の面白みがぐっと増してきます。
建築データ
- 所在地
- いわき市
- 家族構成
- 夫婦 子供2人
- 延床面積
- 142.43㎡(43坪)(1階:73.70㎡/2階:68.73㎡)
- 敷地面積
- 422㎡(127.65坪)
- 竣工
- 平成28年2月竣工
- 構造形式
- 木造軸組構造
- 設計
- 佐河 博明
- 施工
- ライフデザイン株式会社
- 参考予算
- 2500〜3000万円
※本体価格に含まれるもの:建物本体(家具工事、設計料含む)
※含まれないもの:外構、地盤改良、解体費、屋外配管工事、諸経費、カーテン、エアコン、照明、太陽光発電、消費税など
主な外部仕上
- 屋根
- ガルバリウム鋼板
- 外壁
- ジョリパット仕上
主な内部仕上
- 壁
- クロス仕上げ
- 天井
- クロス仕上げ
- 床
- フローリング貼 一部タイル張り
いわきの工務店で建てるなら
