懐かしさと新しさの同居
知人の家のリフォームを見て、いわき家ナビと丸徹住建を知った建主様。現在は関東在住ですが、いつかは実家に戻りたいと考え、丸徹住建に相談して依頼することにしました。建物は老朽化していてリフォームできるか予算的にも不安でしたが、「できますよ!」と頼もしい回答。設備のリフォームだけにはとどまらず、元の家の良さを生かし、現代の暮らしにマッチする使い勝手を考えました。もともとはもっと大きな居住面積でしたが、断熱ラインで生活する部分と物置とを区切り、愛着のある木材や建具はアップサイクルして残すなど技とアイディアを生かした施工も光ります。
設計のポイント
大屋根の庇 もともと玄関と和室にかかっていた大屋根の庇を、L字型につなぎ合わせることで、建物の特徴的なアクセントとして再構築しました(軒の出1,800mm)。庇の木板には、外壁の黒いサイディングと対比するよう、地元の杉材を使用。建物の印象をぐっと引き締めています。
梁を活かした空間デザイン リビング上部の既存の梁に新しい梁を組み合わせ、古民家ならではの風情を残しつつ、飽きのこないモダンな空間を演出しました。
絶妙なバランス 外観の庇や内部の梁、仏壇、床の間の板など、元の建物の面影を残すことで、懐かしさと新しさが共存する心地よい住まいが完成しました。
施主様の思い出を大切に、予算を抑えながらより快適で心地よい住まいへと生まれ変わったお住まい。ぜひ施工事例をご覧ください。
1.大きく広げた軒がアクセントです
リフォーム前にもお伺いしたことがありましたが、新築のように生まれ変わっていてびっくりしました!外観で一番目を引くのが1,800mm張り出した軒。柱なしで支えています。手前の平屋部分を大改修。奥は農作業倉庫。
大迫力の軒の出でお出迎えしてくれる玄関。外壁は表情のある窯業系サイディング。地元の杉とも合います。
玄関の式台には、モダンにも古民家にも合う表情豊かな桜の木を採用しました。奥にはシューズクローゼットとプライベート動線のドアがあり2wayになっています。
こちらが玄関から続くプライベートな動線。
2.続きの和室が大変身!のLDK
玄関の引き戸を開けるとLDK。以前の三間続きの和室から大変貌を遂げました。天井は折り上げと化粧梁を組み合わせて和モダンの雰囲気に。
キッチン側から玄関方向。玄関ドアは2枚引き戸でフルオープンします。天井はアッシュ材、床はナラの無垢材です。
2トーンのカラーリングが新鮮なタカラのキッチン。
棚がたっぷりのパントリー(食品庫)。各部屋の壁紙やドアの色は建主様のこだわりが詰まっています。
3.居室と広縁
前の家の広縁が気に入っていたので今回も。外と内の中間のような領域です。
広縁につながる主寝室。左手はウォークインクローゼット。
4.アップサイクルを心掛けて
南面の仏間にはかつて使われていた木材を再利用しています。思い出のあるものを廃棄せず、手を加えることで新たな価値、用途を生み出せるのは大工さんのいる工務店ならではです。
この建物に使われていた式台の板を削りなおして仏壇へとアップサイクル。
框、落とし掛けは元の床の間に使用していたものを削り直し、部屋の一角のアクセントとして配置。
5.水周り
水周りもピカピカにリセット。お掃除もしやすくなりますね。
カウンターには 栗の木の一枚板に埋め込み式のボウルを合わせ、おしゃれな空間に。家のあちこちに設けたニッチ(飾り棚)が、お気に入りの小物などを飾るスペースに。
BEFORE



















