今回は丘の上の閑静な住宅街にお住まいの建主様に、建て替えから丸5年住んでみた感想やこだわりについて伺ってきました。
子育てにも一区切りついたことから、空いてしまった家をどうしようかと考えていた建主様。これから夫婦2人の生活を考えると、大きな家は必要ないし、ローンにも縛られたくない。そんなとき、ふと目にとまった「コンパクトな平屋」という看板。引き寄せられるかのように訪ねてみたのが、住む人にあった平屋を手がけるネクストホームとの出会いでした。そして「二人暮らしにちょうどいいサイズ」の27坪の平屋に建て替えることにしました。
間取りは廊下を設けないことで約20畳の広々リビング・キッチンを確保し、リビングを中心に各居室への動線もスムーズになっています。フラダンスのインストラクターを務める奥様が集めたハワイアンなグッズが南国気分を盛り上げ、「大好き」を詰め込んだインテリアに日々癒やされているそうです。
性能的には外と内に断熱材を詰める「ダブル断熱工法」に基礎内断熱で寒冷地並みの断熱性能を実現した長期優良住宅です。「電気代が以前よりかからなくなった上に、快適に5年間過ごせています。」と奥様。
取材させていただいて、5年経過したとは思えないほど美しく掃除が行き届いていたお住いに一同感激。家は建主を反映していくものだと思い入りました。
1.方形屋根の平屋の外観

落ち着いたベージュの外壁に陶器製の瓦屋根で可愛らしい外観に。お庭はウッドデッキの奥まで続いていて、家族が集まった際にはバーベキュー会場になるのだとか。

ウォールナット調の玄関ドア。スライド式なので、玄関土間を広く使うことができます。

玄関を開けると広めの土間が広がり、右前方にはリビング、左には水回りが配置されています。廊下・客間などを設けずコンパクトにしつつも、奥様のご希望で、玄関からリビングまでの距離を少し広めにとることで、奥に広がりのある見映えになりました。ダンス用の靴を沢山しまうことができるようにシューズボックスは約90足が入る大容量です。
2.ALOHA! ハワイなリビング

リビングに入ると最初に目にとまるのは、鮮やかなフューシャピンクの壁紙。アクセントカラーを入れることで、一気に自分好みの世界観を演出できます。「リビングから各居室に直接アクセスできる効率的な動線がとても便利です。」と奥様。

リビングからは居室2部屋、収納部屋、クローゼットへダイレクトアクセスできるので大きなワンルーム感覚で過ごせます。

ハワイアンな観葉植物「モンステラ」の柄で満たされたリビング。実はよく見ると壁紙は白ではなく、薄ピンクなんです。ここにもさりげないこだわりが。

リビングのクローゼットの中にコンセントを設けることで、掃除機などの家電を充電しながら収納可能です。お掃除用具は1箇所にまとめて収納。奥様と大森社長が設計段階から様々な箇所で、メジャー片手に必要な寸法を測っていったそうで、cm単位でカスタマイズしています。

娘さん家族が来ると、リビングの大きなテーブルを中心に10人ぐらい集まります。ウッドデッキに続く掃き出し窓が2箇所あり採光もバッチリです。

ウッドデッキは布団や衣類を悠々と干せるように広く設計されています。物干し受けにもこだわりがあり、長めのものをチョイスし、洗濯物が窓にバサバサと当たってしまうのを防いでいるそうです。
3.勝手口レスなキッチン

最近流行りの勝手口レス。ゴミ捨て等にも全く不自由はないそうで、窓から見える景色が額に収まった絵のように見えるのがお気に入りです。キッチンの高さは奥様の身長や使い勝手に合わせ細かく採寸して導き出した92cm。

鮮やかなレッドのキッチンのサイドにコンセントが。浄水器やスマートフォンの充電にかなり重宝しています。
4.居室 ✕ 2

南向きのこちらの部屋は、フラダンスの衣装作りも手がける奥様のお仕事部屋。思っていたよりも忙しくなってしまい、衣装をしまう収納が手狭になってきてしまったのは嬉しい?誤算だったそうです。

普段、寝室として利用している個室。クローゼットの中の仕切りに工夫があり、座布団などを縦に収納することで、必要なときにすぐに取り出せるようになっていました。
5.技あり水回り

タンクレストイレのようですが、標準タイプのトイレです。棚の中へ配管やタンクごと収納してしまうことで空間がスッキリする上に、ホコリが溜まらず掃除がしやすいメリットが。

洗面台は蛇口の取手が上から出ている「キレイアップ水栓」が奥様のお気に入り。掃除部分の凹凸が少ないのでこちらもとても掃除がしやすいそうです。