和の落ち着いた家を建てたいと思っていた30代の建主様。知人の紹介で江尻建築のモデルルームを見学に行って、ひと目で気に入ってしまいました。結局他社は一つも見に行かないで決めたという、初志貫徹一球入魂型。そして打ち合わせには2年の歳月を費やし、じっくりとプランと仕様を決め、長期優良住宅としました。
共働きで夜勤もある多忙な奥様は「疲れて帰ってきたら2階に行きたくない、1階で全部済むようにしたい」と家事楽プランニングご希望。二人のお子さんの子育てをしながら、家事も効率良くこなせるように水回りと寝室を1階にプランニングしました。「子供が小さいうちは1階中心でのオープンに暮らし、成長すれば2階で個々のプライバシーに配慮した生活が出来るよう、間取りを工夫しました。」と江尻社長。
吹き抜けのある広がりのある空間にしたかったのはご主人。屋根まで吹き抜けにして杉の梁を表しにしたダイナミックな空間は、8寸の大黒柱の存在が安心感を与えてくれます。。床・柱は無垢の檜、壁は漆喰など江尻建築らしい素材が和みます。忙しい仕事を終え、帰宅して心を癒やしてくれるのは、家族と優しい自然素材かもしれませんね。
住みはじめてから9ヶ月が経ち、一冬越えた感想は「アパートの時は、冬の夜勤から帰ってくると体が冷え切ってしばらく動けなかったけど、今は帰ってきても寒くないので次の行動が楽になり、早く眠りにつけるようになりました。」と奥様。真冬もエアコン1台で、1階でも寒さを感じることはなかったそうです。
1階の梁を大胆に表しにして、2階のフリールームと一体化するようにしました。「8寸の大黒柱がしっかりと家を支えていますよ」と江尻社長。
キッチンが中央で左手にサニタリー関係、右手に和室が2つ。
「ゆ」の奥がサニタリースペース。洗面脱衣、収納、トイレが扉を開けると一体に。写真はありませんが、家族分の洗濯物、衣類を置いておけるよう収納を充実させています。
奥の和室が寝室。寝室は畳にしたかったのと、帰ってきてすぐに寝れるのがポイントとのこと。
もう一つの和室は客間。今は子どもたちの格好の遊び場です。
和室と和室の間に階段。
2階のキッズスペースは子どもたちの遊び場&勉強もここです。
フリールームからリビングを見下ろすと縦の一体感が味わえます。1階で家事をこなしつつ2階のお子さんたちの気配がわかります。
左手に子供部屋(寝室)2つ。
フリールームの隣はご主人の書斎。仕事用の書物や奥様の好きな漫画などが置ける大容量の本棚を設置。こちらの透明の窓からもリビングが見下ろせます。
玄関土間は那智黒石洗い出し仕上げ。ご主人の趣味の水槽の熱帯魚がお客様をお迎えします。
急な雨にも対応できるよう、洗濯物干し場には屋根を深めに設置しました。透明なので日差しを遮りません。
デッキはリビングから和室まで。布団を干すのに便利な手すり付き。
白と黒と色を変えた外観は「江尻さんぽいかなって(笑)」と奥様。木の色と相まってご夫婦好みの和モダンな雰囲気です。