建主様と江尻社長は小学校からの同級生ということで、今回建築を依頼されました。設計は知り合いの埼玉の設計事務所が行っています。50代の建主様は「自分たちが歳を重ねてからも気持ちよくスッキリと暮らせる住まい」を希望されていました。子どもが家を出た後のことを考え建坪は30坪に抑え、生活しやすい平屋にフレキシブルに使える大きなロフトを設けました。和モダンのイメージが強い江尻建築ですが、日本も北欧も木を大切に使うという文化は同じですので、国産の木材も上手に合わせながら、江尻建築らしい木づかいで奥様の好きなシンプルで清潔感のある北欧テイストの家を完成させました。
ご要望としては
・平屋でロフトを有効活用したい
・建物に付随するガレージ
・家事水回り動線をスムーズに
・洗濯物が見えない配置
がありました。
それではそれらのご要望をどのようにカタチにしていったか、どうぞ御覧ください。
1.ガレージがあるから雨に濡れない
広い敷地に堂々と建つ平屋。レッドシダーとシンボルツリー(シマトネリコ)と黒の外壁が、緑豊かな周囲の環境に馴染んで好印象。
ガレージからはキッチンパントリーへ直結。たくさん買い物しても荷物の運搬が最短で、雨にも濡れません。
2.北欧の色やカタチを集めて
玄関は二手の上り口があります。玄関入って右手が家族の個室へ、左手がLDK。シューズクローゼットは洋服もかけられます。
リビングのドアを開けると広がる吹き抜け大空間。ソファーのテキスタイルが差し色として効果的ですね。
安全で使いやすいようしっかりと造作したロフト階段。ロフトにも窓があるので明るい。
梁現しの勾配天井からの名作照明と丸テーブルもピッタリ調和。白い壁・天井、木部のぬくもりとともに心地よい空間を作り出します。
キッチンのブルーグレーの壁にお気に入りの小物をディスプレイ。
こちらも見える収納で。お気に入りを選んで並べて愛でる楽しみがあります。
和室は縁無し畳でスッキリとリビングとの繋がりよく。窓の外はガレージです。
3.ロフトは第2のリビングとして
ロフト階段下には家族共用のスタディスペース。
ロフトは12畳ほどありテレビもあるので、テレビを見たりピアノを弾いたり第2のリビングとしても活躍中。
住んでから5ヶ月経ったとは思えないほどスッキリ。
4.家事を楽にする動線計画
キッチンからパントリー、勝手口、ガレージへと続いています。水やお米など重い荷物も最短運搬。食器や鍋類もパントリーに収納しているのでキッチンはいつもキレイを保てます。
ガレージには水場もあります。
折りたたみ式の作業台も備え付けた洗面脱衣室はそのまま外部洗濯物干し場に直行できます。目隠しの塀もあるので安心して干せます。
江尻社長「今回は建築家とのコラボでした。暮らしやすい素敵な家になったと思います。リフォーム、新築、コラボ物件などお客様のご要望に応じて臨機応変に対応していますので、ぜひお問い合わせください。」