鐵工務店のつくるシンプルな箱型の家の形が気に入って、新築を依頼することにした建主様。
「家の性能については全く考えていませんでした。正直説明されてもよくわからなかったのでそこはお任せしました(笑)。一冬住んでみて、鐵庄さんにお願いして本当に良かったと思いました。冬も家の中では半袖でいるので宅急便の方にびっくりされます。1階のエアコン1台で、冬1回だけ2階のヒーターを付けたくらい。とにかく寒くない。そしてアパート時代の倍以上の広さになったのに、光熱費(電気+ガス)が安くなってびっくりです。」と想定外の家の快適さに驚かれたご主人。間取りは奥様の要望を中心にプランニング。「キッチンから全体を見渡せること、家事動線、リビング階段にしない、床座のダイニングなど。ほとんど希望通りになったので使い勝手がいいですよ。」
「会社としても自分としても『譲れない基本仕様』というものがあります。今回はUa値0.3W/㎡K C値=0.3㎠/㎡ HEAT20 G2グレードで、数値的には今までで一番高性能です。無駄にエネルギーを使わない、環境負荷が少なく快適でかっこいい家づくりを追求していきます。ちなみに気密測定を全棟実施し証明書を発行しています。」と鐵専務。
「これから夏ですが、小名浜の夜は浜風で涼しいので出来るだけパッシブに過ごしていきたいですね。」かっこいいだけではなくエコな家で、環境意識も高まった建主様でした。【低炭素住宅認定】
1.キュービックな外観
「この色にしたかった!」というグレーの漆喰外壁と黒枠サッシでクールなキューブ型の外観。
駐車スペースと庭を広くするために建物を出来るだけ北に寄せました。ご主人施工の人工芝でサッカーの練習を楽しんでいます。
「プロにしかわからないと思いますが外壁の水切りの収まりがポイント」と鐵専務。なるべく地産材を使いたいというオーダーで軒天は杉です。
玄関横の階段下スペースは土間収納に。
2.ワンルームリビング
床座が落ち着くということで、ダイニングを設けず座卓がメインのリビング。「赤松の無垢の床材はサラッとしつつ冷たくないので冬も基本裸足でした。」とご主人。
間取りは全体的に奥様の希望を優先。「キッチンから全体を見渡せるようにしたい」ということで、1階はリビングキッチンと水周りが回遊動線で繋がる間取りです。
「むくルーム」で選定いただいたモンキーポッドの一枚板の座卓。お友達もその迫力に驚いていかれるそうです。「この家の顔になっています。」とご主人。
リビングと繋がる扉のない約3畳の畳スペースは、子どもたちは宿題をしたり遊んだり。広いワンルームを、床材を変えることで意識的に仕切ります。
3.クールなキッチン
オールステンレスのキッチンはプランニング当初から決めていたもの。キッチン上部にも背面にも吊戸棚を設けてないので更にスッキリ。
壁もモノトーンでクールに。5種類のゴミ箱を格納できるようにした背面収納は、ゴミの捨て場所に迷わない家事楽ポイント◎。二人で使える余裕の幅。
4.回遊家事動線
リトルスパイダーマンの後ろにはパントリー入り口。1階2階通してエアコンは左上の1台のみです。
約2畳のパントリーは、同型の収納箱を活用して食料も日用品もたっぷりと収納。その先に洗面所。
照明やシンクもこだわって選んだ洗面化粧台。共働き最強助っ人「幹太様」は大活躍中。ここから廊下→リビングへと回遊できます。
5.2階もクールな色調で
2階の扉はすべてグレーで統一。床の赤松も薄くグレー色を入れて塗装しました。
ご主人の2畳の書斎。好きなものに囲まれた空間で至福の時を。
後ろが光るトイレ。右下はマーベックス換気システムの排気口。お手入れも簡単。
お子さん二人と鐵庄さんの息子さんは、工事中にすっかり仲良くなったそうです(^^)