住宅見学会で「デザインがとても気に入った」と、サラサホームいわき南さんに家づくりをお願いした今回のお施主さま。奥さまが希望して取り入れたというデザインは、大正ロマン風の和モダン。二世帯住宅としてはもちろん「いずれは自宅で店舗も」という将来を見越した設計で、洋館のような落ち着きのある多機能二世帯住宅が完成しました。
今回の家づくりの一番のポイントを伺うと、開口一番「デザインを重視しました」と奥さま。将来的にご自宅でお店を開きたいという希望があり、お住まいのデザインは譲れないポイントでした。そこで、洋風デザインを得意とするサラサホームいわき南さんの門を叩き、じっくりと家づくりを進めてきました。
もっとも時間をかけたのは、奥さまいわく「照明」。通路や階段にもアンティーク感のあるステンドグラスのブラケットを取り入れ、リビングなどには自らドライフラワーをあしらうなど、とてもガーリーな雰囲気になっています。お部屋も、ホワイトのクロスとブラックに塗装したラバーウッドのフローリングのコントラストが映え、照明とも相まってまるでカフェのような空間に。
棚や扉などの建具や、小物にもこだわりが。使うほどに味わい深くなる無垢材を使うことはもちろん、ヴィンテージ感のあるドアノブや棚の取っ手などにも、サラサホームいわき南さんの選球眼が光ります。独自の輸入拠点を持ち、家の雰囲気にあった小物を各国から取り寄せて提案してくれるサラサさんならでは。こうしたデザインの選択肢の豊富さが、奥さまの理想を叶えるカギになっています。
もちろん、デザイン重視とはいえ、住宅の機能性や断熱性能を犠牲にしているわけではありません。周囲に高い建物がないため、特に冬の時期は冷たい風が吹く立地条件ですが、長期優良住宅に準じる性能基準を採用。パワフルに部屋を暖めるガスファンヒーターを据え置き、冬でも暖かい家になりました。

天井まで吹き抜けになったリビング。ラバーウッドのフローリング、扉、そして梁を焦げ茶系の色で統一。コントラストが際立ち、ぐっとおしゃれな空間に。

白いタイル張りのオープンキッチン。使い勝手もよく見た目にもかわいらしい。棚を壁に固定する金具にもこだわり「見せる食器棚」に。

家の中のちょっとしたところにも、かわいらしいステンドグラスが。細かな空間演出が、見た目の印象をぐっと引き立ててくれます。

こちらはフリールームに使われた照明。よく見るとガラスにも花の模様が描かれている。こうした照明のおかげで、ぐっとヴィンテージ感のある空間に。

二世帯目のリビングとしても使うフリールーム。道路に面しており「いずれは店舗にも使えるように」という奥様のリクエストに応えています。ドライフラワーをあしらったオリジナルのランプシェードが印象的です。

洋館のような雰囲気を作り出してくれる照明。これもサラサホームいわき南さんの対応力のたまもの。奥様のリクエストにしっかりと応えました。


広々とした2階トイレはまるでお店のトイレのような雰囲気(左)。1階洗面所のデザインも同様にヴィンテージ感のある洗面器を使い、空間全体の統一感を出しています。

階段の壁面にも一工夫。小さなガラスブロックと照明ですが、デザインでは大きな存在感。

2階のカラーリングも1階と統一。フローリング、建具、手すりとすべてダークブラウンに。

主寝室には大容量のウォークインクローゼットを。デザインだけではなくこうした収納性の高さも暮らしやすさの大事なポイントです。右側の小窓は1階リビングの吹き抜けに繋がります。

道路側の玄関は猫のシルエットが浮かぶランプを。扉のガラス部分に鉄格子を入れることでさらにヴィンテージ感アップ。とてもかわいらしい玄関になりました。

化粧の幕板がどっしりとした重厚感を出している外観。白壁とダークブラウンのコントラストがさらに洋館のような雰囲気を強めてくれます。