太陽光発電システムを設置する家が増えていますが、今回は全部で10・4kWという一般家庭ではかなりの大容量を搭載したお住いです。
家を建てるタイミングで日立市での太陽光発電買い取り助成が大きかったので、ぜひ導入したいという建主様のご希望で、計画段階から太陽の向きに合わせて設計し8.2kWを設置。実際月々5万円の売電収入があったので驚いたとのこと。一階窓上部に庇(ひさし)がなかったので庇を兼ねて2年後に太陽光発電を2.2kWを増設。エコキュートなどオール電化システムも活用し、現在では月平均6万円の売電収入があるということです。
太陽光発電システムは余った電力を売電できて収入になるので普段の生活から節電意識が芽生えるというメリットがあります。
夏は海が近いので、涼しい風を呼び込みたいと1階から3階部分まで風が抜けるよう窓を配置し、エアコン要らずで過ごし、長期優良住宅の断熱性能と蓄熱式暖房で冬も寒さをあまり感じることなく過ごせているそうです。
多彩な趣味をお持ちのご夫婦がそれぞれに時間を過ごせるようにプライベートな個室がありつつ、リビングにはスクリーンとサラウンドシステムやフリールームを設置し、共通の時間も楽しく過ごせるように設計しています。
太陽光発電が効率よく発電できるよう計画。予想以上の効果に1階部分の屋根も増築しました。
右側の1階屋根(庇)が増設部分。デッキ上部へも屋根がかかったので利用頻度が上がりました。1階への雨掛かりの面でも安心。
床のペット用フロアは3年経っても傷がほとんど目立たないとのこと。レッドシダーの壁の奥はキッチン。左手奥はパソコンや家事ができるフリールーム。
スクリーンとサラウンドシステムもビルトイン。右手がフリールーム。
リビングと繋がるフリールームがあることでお互い別の作業をしながらもお互いの気配を感じることが出来ます。ステンドグラス越しに玄関の来客も確認できます。
ご夫婦揃ってサバイバルゲームが趣味。こちらはご主人の部屋。他にも趣味が多彩なので3階にも物置部屋があります。
エステシャンの資格をお持ちの奥様はこちらで将来プライベートサロンを。
トイレや洗面など小さな照明類は工作が好きなご主人作。奥様好みでガーリーな雰囲気で製作。
3階部分には北側ベランダ。日光アレルギーの奥様はこちらで洗濯物など干します。
3階まで続く階段脇には本も置けるニッチスペースを。
パブリックとプライベートを分けた玄関。正面のステンドグラスの奥はフリールーム。
建主様と鐡庄工務店三代目の鐵 庄一郎専務。「無理かなと思ったこちらの要望にもきめ細かく対応してくれるので頼りになります。」