まるで素敵なショップかカフェのような、スタイリッシュな外観に胸が高鳴る今回のお住いですが、取材させていただいるうちに、「いい家は、いい建主がつくる」と、ある建築家が言っていた言葉を思い出しました。
「スタバみたいに木質系で、カフェにいるような雰囲気にしたかった。」とご主人。ダーク色の木材とネイビーベースの室内は、本当にどこかのカフェに居るよう。
「アパート住まいの時は、日々時間や片付けに追われていた感じでしたが、ここでは毎日ゆったりと時間が流れていきます。寝坊するのがもったいなくて早起きしてしまいます。ライフスタイルが変わって、正にライフデザインされました(笑)。」と、いつもにこやかな奥様。
「私たちはコーヒーやデニムなど飾らない日常が大好きです。そんな要望を伝えつつ社長を全面信頼してお任せし、提案してもらいました。施工中も社長から提案や相談を頂いて変更してもらったり、より良いものにしようとしてくれてると思うと嬉しかったですね。」というご夫婦。
信頼関係を築けるかどうかが、「いい家」づくりの第一のポイントなのかもしれません。
奥様の実家脇の86坪の敷地に凹の字型に建物を配置し、北側にくぼみを持ってきています。駐車場は4台分を確保。お店と間違えて訪れる方もいらっしゃるそうです。
墨黒のジョリパット仕上げの外壁にレッドシダーのアクセント。中庭の植栽はこれから植え込み予定。この中庭をぐるっと建物が囲んでいます。
玄関を入ると大容量のシューズクローゼットと洋服などを仕舞える収納。
玄関から階段横を通ってリビングダイニングへ。折り上げ天井は最初プランにはありませんでしたが施工中に社長からの提案で実現。
採光抜群の南面に大きな窓。逆側に中庭もあるので通風も抜群。床材はアカシア無垢材。天井のグレージュも好相性。
食事もコーヒーが数段美味しく頂けそうなダイニング。ここでゆったりと夫婦でくつろぐのが至福の時間とか。「アパートにいたときと比べると…、同じ時間とは思えないくらい、この家ではゆっくりと流れるんです。」とのこと。お掃除好きの奥様がいつもきちんとされていることも大きいかと思います。
益子焼など器が好きな奥様のための飾り棚。ダイニングとキッチンの間の壁はジョリパットに炭を混ぜこんで施工しています。履き込んだデニムのような優しい質感。
「ここに来てからお料理が楽しくて大好きになりました。」と奥様。広くて収納も充実。墨黒鏡面仕上げのLIXILキッチンも美しい。
キッチン→収納庫→トイレ→サニタリーと家事一直線動線。天井もアカシア無垢材。貼り方向を変えてます。
広めで機能的なランドリールーム。タオルも家とおそろいの色使い。こだわりたくなる気持ち、わかります。
2階廊下側から北側を臨む。公園が真後ろで春から緑の借景も期待できます。
ベットだけのシンプルな主寝室。お子さんは取材中終始ご機嫌。笑顔が絶えないご家族です。
主寝室に併設の「ショップのような」クローゼット。デニムの様々なインディゴカラーが美しいです。ご夫婦の好みが一緒なことが、家全体が統一感を生み出しているようです。
子供部屋は2つ。いまはHちゃんが独り占めで楽しく遊んでいます。子ども家具はIKEAで求めました。
「いい家は、いい建主がつくる。」
建主様の信頼に応えられる会社でありたい。