震災で前宅が被災し住めなくなったため、ご主人の実家の敷地内に家を建てることになった建主様。後には実家があり、敷地も建坪も限られてきますが、「小さくても木の香りあふれる家にしたい。」一家の主として建主さまは自分たちの理想を叶えてくれる建築会社を探しました。
木を生かした木造建築、「雨楽な家」などを手がける江尻建築の完成見学会に行ってその木の香りや佇まいに感激したご主人。延床面積約25坪(83㎡)と小さくてもこだわりはつらぬいて木は贅沢に使う「ミニマムで贅沢な」方向性をお互いに確認し、依頼しました。
造り付け家具を多用し家具でスペースが埋まらないようにし、家の中の凹凸も最小限にとどめる工夫。さらに漆喰の白と無垢の木の明るさで部屋が広く感じられるようになっています。建築中に神棚の位置やカウンターの高さなど細かな変更にも柔軟に対応出来るのも地元の工務店ならでは。
果たして出来上がった家に「毎日家に帰ってくるのが楽しみ、木の香りにも癒されます」とご主人。
小さいからこそ家族の笑顔が近い家になったようです。


美しいサワラの一枚板を使ったダイニングテーブルも江尻建築の大工さん作。


キッチンの背面には陶芸が趣味の奥様の作品がしまえるように作り付けられた食器棚&家電収納があります。


こちらはイチョウのカウンター。ここで趣味の陶芸も(写真左)。リビングから続く玄関土間は大きめにとりました(写真右)。


こちらのイスや洗面所の小物入れなどDIYが好きな奥様作(写真左)。 構造美が見て取れる階段まわり。手摺も無垢で(写真右)。

左からお風呂、洗面脱衣、トイレ。水周りをキッチン周りに集めています。

将来的に家具で間仕切る予定。6歳離れているので完全には分けず仲良くすごせるように。

主寝室。2階は勾配天井仕上げで天井高を高くとりリラックスできるように。

「1階がオープンなので暖房効率を上げるため階段前にドアを設けました。」と江尻社長。

楽しいご主人と笑いの絶えない家族。みんな大満足の家になりました。